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士業(弁護士、税理士、司法書士など)の集客方法(新規・顧問の獲得)と便利なサービス&ツールのまとめ
日常生活の中でふいに起きたことにより、専門的な知識が必要になる場面もあります。そんな時に頼りになるのが、士業の方々です。
しかし、問い合わせをする相談者のほとんどは、「何から質問したらいいかわからない」「どのような人がいるのだろう」「地域に相談できる人はいるのだろうか」と悩んでいます。
そこで今回は、弁護士、司法書士、行政書士、税理士、社労士、弁理士など、様々な士業事務所のための新規顧客・顧問契約獲得のために活躍するツールや、その内容について紹介します。
ご自分にはどのツールが合うのか、どのツールが使いやすいのか。そして、どういった運用方法が合っているのか。ぜひ検討してみてください。
相談者はどうやって事務所を探す?
まずここでいったん、相談者の方がどのような流れであなたの事務所に足を運ぶのか(問い合わせをするのか)を考えてみましょう。
1:法律や税金などに関する悩みや課題が発生する
2:解決できる専門家を探す
3:あなたの事務所のことを知る
4:あなたの事務所が、他よりも優れているということを理解する
5:相談に訪れる
このように、相談者は「探す」「知る」という行動を取ります。それぞれの段階で効果的にアプローチできる方法(またはツール)について、これから詳しくみていきましょう。
インターネットを活用し、相談者の信頼を得る
業界を問わず、まず「インターネットで調べる」という行動を取る方がほとんどです。そこでここでは、インターネット上でどうやって依頼者・相談者にアピールしていくかを順番立てて考えていきましょう。
ホームページで、伝えたい内容をしっかり表現しよう
ホームページでは、様々な情報を網羅的に掲載することができます。あなたの経歴や実績、そして事務所の考え方などを余すことなく表現できるのがホームページなのです。
とはいえ、「ホームページが有効だとわかっていても、どんな内容を載せれば効果的なのかわからない」という方も多いはず。
そこでここではホームページに掲載する内容と、そのポイントを解説します。
大切なのは、5W1H!
最初にお伝えした「患者様はどうやって病院を探す?」の中でもとくに
2:解決できる専門家を探す
3:あなたの事務所のことを知る
4:あなたの事務所が、他よりも優れているということを理解する
この3点を相談者に訴求しやすいのが、ホームページの特徴です。
中でも4点目の〈あなたの事務所が、他よりも優れているということを理解する〉という点をページ内にうまく表現することが、ホームページ制作時の大きなポイントになります。
「5W1H(Why/Who/What/Where/When/How)」を軸に考えると情報をまとめやすいため、これに沿って考えてみましょう。
効果的なホームページに必要な項目を洗い出そう
ではさっそく、5W1Hに沿って情報を整理してみましょう。
WHY?ーコンセプト、メッセージ、想い、こだわりなど
ここに掲載するのは、あなた(事務所)の想いです。
- なぜこの事務所を開いたのか?
- どんな思いや考えのもと、依頼者・相談者と向き合っているのか?
- 依頼者・相談者が抱えている課題に、どのように寄り添っていきたいと考えているのか
- 依頼者・相談者にどうなっていただきたいのか?
など、事務所が提供するサービスや、あなた自身の想いを「当事務所のコンセプト」「ご依頼者様へのメッセージ」といったページで表現すると良いでしょう。
専門性が高く、課題解決のための第一歩である「相談」にも勇気がいる、と相談する側は不安に思っていることでしょう。
だからこそ、相談者である自分の心情を慮ってくれるかどうか、秘密を打ち明けて良い相手かどうかも、相談者は冷静に見ています。
とくに事務所代表をつとめる方の言葉はとても大切です。事務所の方針や考え方、価値観などは、かならず相談者はチェックします。
ぜひ代表者や事務所のメンバーみずからの言葉でつづられた文章を掲載し、相談者・依頼者に安心していただくと同時に、問い合わせへのハードルを下げましょう。
- 当事務所で問題を解決し、心穏やかな生活を取り戻してほしい
- 迅速な対応を心がけている
- 難しい用語は極力使わず、わかりやすく伝えている
など、具体的でポジティブな言葉を添えると、依頼者・相談者に「この事務所に相談したい、この事務所ならば信頼できる」とイメージしてもらうことができます。
ぜひ、ご自身の考えや、依頼者・相談者への思いを、ホームページ内に表現してみてください。
WHO?ー有資格者・専門家・スタッフ
相談は、人と人とのやり取りです。どのような肩書をもつ人物がいて、どのようなスタッフがいるのか、またどのような経歴を持っているのかというのは、相談者・依頼者にとっては重要なポイントになります。
- どんな先生、専門家がサービスを提供するのか
- 先生や専門家の経歴は? またどんな専門性があるのか?
- スタッフはどんな人たちなのか
- スタッフの教育はしっかりされているのか
など、どんな人が相談を聞き、問題解決のためのサービスを提供するのかを「司法書士紹介」「スタッフ紹介」などのページで表現すると良いでしょう。
安心して来ていただけるよう、それぞれの担当内容や考えなどを、あらためて表現しておくのも良いでしょう。
そのためにも、先生やスタッフの写真、それも笑顔のものや普段の業務の様子などを、プロフィールページなどに掲載すると良いでしょう。少なくとも、代表者の写真は掲載しておくことをおすすめします。
HOW?ー独自の知識や強み、他の事務所と差別化できる実績など
他の事務所にはない、あなた(と事務所)だけの強みや特色はぜひ掲載しましょう。どんな人物に相談をするのかと同様に、「この事務所・先生に相談しよう!」と思える根拠となる部分になるのが、事務所独自の強みです。
- 他の事務所・先生との違いは何か?
- 自分の事務所が他に負けない強みは何か?
- それらは、どうやって実現できているのか?(知識なのか、経験・実績なのか、事務所の設備なのか)
- それらは、依頼者・相談者にどんなメリットをもたらすのか?
など、自分自身、または事務所の強みや差別化ポイントを「当事務所の強み」「選ばれる理由」「クライアント様へ」といったページで表現すると良いでしょう。
その際には、「できます」という事実だけではなく、「なぜなら」という根拠までしっかり伝えることが重要です。
たとえば弁護士事務所では、数ある法務の中でも得意分野に絞って訴求をするなど、他事務所にはない強みを伝えることで、依頼者からの理解や信頼を得ることができます。
WHAT?ー事務所・オフィスの外観・内観、依頼後の流れや料金など
相談に行くということは、緊張を伴うことです。だからこそ依頼者はそこがどんな場所であるか、またその印象によって依頼の有無を左右することもあるという点を理解しておくとよいでしょう。
問い合わせ後、どのような流れで相談が進んでいくのか。またどのくらいの費用がかかるのかは、明示しておく必要があります。これらがないと依頼者側に解決までのイメージがつかず、結果的に問い合わせにつながらないのです。
また、オフィスや事務所内の写真を撮る際には、整理整頓などにも気を配りましょう。
常に相談者・依頼者の目線に立った内容を提示することが大切です。
WHEN?ー受付・対応可能な時間や休日や、連絡先を告知する
相談は急ぎの場合も考えられます。そういった時にホームページ内に受付時間や休日の対応方法などがあると、依頼者も安心して依頼することができるでしょう。
- 相談受付時間はいつからいつまでか?(今すぐにでも相談できるかどうか)
- 休日はいつ?(今日、もしくは近日中に訪問できるか)
- 予約はできるか?(もしくは予約は必須かどうか)
などを「受付時間」「ご相談について」などのページで表現しましょう。
年末年始、ゴールデンウィーク、お盆休み、シルバーウィークなどの長期休暇、スタッフ研修、事務所からのお知らせといった不定期に更新される情報もあります。
事務所側で手軽に更新できる「お知らせ」などのページを作っておき、最新の情報をしっかり提供することで、相談者の方に安心して足を運んでもらえるように配慮しておきましょう。
また、この更新にぜひ取り入れたいのが「解決事例」です。
相談者の方が気にするのは、なにも担当者の経歴だけではありません。「その人がどのような事例をどうやって解決してきたか」を知ることで、自分の相談がどうなるのかをイメージします。
解決事例はできる限り解決してすぐに、かつ(情報には気を配りながらも)なるべく詳しく、誰にでも理解できるような内容を掲載しましょう。
WHERE?ー立地・アクセス
GoogleMapの埋め込みや、最寄り駅からの所要時間の掲載などを行い、事務所までのアクセスを明確にしましょう。
- どこに事務所があるのか?(GoogleMap・住所)
- どうやって行けばよいのか?(駅からのアクセスなど)
住宅街の中にあるといった場合は、駅や主要な場所からの道順を丁寧に説明することをおすすめします。
また駐車場の有無や駐車可能台数なども記載しておくと、初めて訪れる方が安心して足を運ぶことができます。
手軽にホームページを作る方法は?低価格&高クオリティなホームページなら
相談者・依頼者は何らかの課題を抱えています。ホームページは、相談時の不安をできる限り払拭するためのうってつけのツールといえるでしょう。
しかし、実際にこれらの情報を表現できるホームページはあるのでしょうか?
ここでおすすめするのが、sumabiでのホームページ制作です。
相談者・依頼者の方が知りたい情報をしっかりと、わかりやすく掲載し、情報発信していくためにも、sumabiの機能は大いに活躍します。
また、一般的にホームページ制作には多額の費用がかかると言われますが、sumabiでのホームページ制作では20万円からという低価格、かつ最短2週間という短期間での制作が可能。
上記のような相談者・依頼者の方が知りたい情報をしっかりと、わかりやすく掲載し、情報発信していくことができます。
もちろんプロのデザイナーによるデザイン、多くの便利な機能、独自ドメインやサーバーの面倒な設定なども含まれています。
低価格で高品質なホームページ制作ができるsumabiを、ぜひ事務所運営の柱に据えてみてはいかがでしょうか。
ネット広告でホームページへのアクセスアップを!
ホームページを制作するということは、しっかりとした名刺を作ったようなものです。
次に必要なのは、この名刺をたくさんの人に見てもらうこと。そこで活躍するのが、ネット広告です。
これは冒頭の「相談者はどうやって事務所を探す?」の2番めである「2:解決できる専門家を探す」を強化する役割ももっています。
おもにふたつの種類があります。それぞれの詳細を見てみましょう。
キーワード(検索ワード)で、地域の依頼者に見つけてもらう
特定のキーワードを検索した際に表示される検索結果のページ上部に、事務所の広告を出すことができます。
「2:解決できる専門家を探す」=「何か自分(や家族)にトラブルや解決すべきことがあり、その原因や解決方法を調べている人」に対して、あなたの事務所の広告を表示させることができます。
上記のような人が検索するキーワードとして、
「士業名」:(近隣のエリア名+)弁護士、司法書士、行政書士、税理士、社労士、弁理士など
「悩み」 :(近隣のエリア名+)慰謝料・養育費、賃金未払い、相続トラブル、節税対策、特許侵害など
「解決策」:(近隣のエリア名+)債権回収、残業代請求、登記手続き、確定申告、特許申請など
上記のような組み合わせが考えられます。
あなたの事務所に関係する「士業名」「悩み」「解決策」で検索された際に広告を表示させると効果的です。
サイト内広告で「問題解決の方法を知りたい人」に事務所のことを知ってもらう
特定のページまたは、特定のトピックに関心がある人がニュースサイトなどを見ている時に広告を表示させることができます。
「2:解決できる専門家を探す」=「何か自分(や家族)にトラブルや解決すべきことがあり、その原因や解決方法に関するページを読んでいる人、情報収集している人」に対して、あなたの事務所の広告を表示させることができます。
※右側に表示されているGoogle(きゅうり農家)のバナーが広告です
このような人が閲覧する可能性のあるページとしては、
「トラブルの課題解決に関するページ」「専門家による解説」「同じような体験をした人のブログ」
などが考えられます。
上記のような内容のページにあなたの事務所の広告を表示させることができます。
また、上記のようなページを何度も見ていて、士業関連の情報に関心が高そうな人に絞って、あなたの事務所の広告を表示させることもできます。
いずれの場合でも、新規顧客となる可能性が高いユーザーに絞って広告を表示させることができるため、効果的です。
なお、一度自社のホームページを見たことがある人だけに広告を表示させる方法(リマーケティング広告)もありますが、一部の士業関連(離婚や病気に関するトラブルなど)の場合はプライバシーの問題があるため、リマーケティング広告ができない場合もあります。
気になっているトラブルに関する広告がずっと表示されると、見ている人にとって不快感を与える可能性が高いため、使用する際は相談者の心情に寄り添った設計を行いましょう。
これらの広告をうまく取り入れると、よりいっそうホームページの閲覧が増え、お問い合わせアップに貢献するでしょう。
ポータルサイトに登録し、「相談者の声」でブランド力アップ
記入する項目があらかじめ用意されているため、「ホームページをつくる時間がない」と言った場合や、相談者への間口を広めるためにも活躍するツールです。
中でも注目すべきは、相談者からの声です。
実際の相談者の声は、ご自身がアピールするよりも第三者的な目線があり、効果的です。
ぜひうまく取り入れ、ご自身のブランド力アップにつなげてみましょう。
また、どの分野(どんな相談)に特化しているかを大々的に打ち出すことで、相談者のハードルを下げているサイトもあります。
ご自分の得意分野や注力したい分野があれば、しっかりと記載し、相談者の方に安心していただけるようにしましょう。
また、当日・休日・夜間相談の可不可、分割払いや後払い、成功報酬などについても記載する場所があります。
いずれも先ほどの「5W1H(Why/Who/What/Where/When/How)」を意識すると考えやすくなります。
用語などが難しく、どうしても堅苦しい表現になりがちです。閲覧する相談者・依頼者に伝わりやすい、平易な表現を心がけることが大切です。
以下に、おもな士業系のポータルサイトを紹介します。
相談者・依頼者とのより良い信頼関係を構築するには
大切なのは、相談者・依頼者の方から信頼していただくことでしょう。そこでここからは、ホームページやさまざまなツールを使う中で、どうやって信頼関係を構築いくのかを考えていきましょう。
SNSを使って、セミナーなどのお知らせ発信
ホームページ内の「お知らせ」記事や、セミナー情報を、FacebookやTwitterなどで告知している事務所も多く見られます。
あくまでSNSなのであまり気負う必要はありませんが、ブランド価値を棄損しないことなどには十分配慮し、記事や情報を掲載するようにしましょう。
その際には、セミナーの写真や動画など、SNSの特徴を活かしたものを投稿するとなお良いでしょう。
読みやすく、わかりやすい投稿は、あなたの事務所や、投稿に紐付いているホームページの価値を上げることにも繋がります。
以下におもなSNSを紹介します。
チラシ・パンフレットを使って、依頼者にしっかり理解してもらう
セミナーや、実際に事務所に足を運んでいただいた方には、紙媒体であるチラシやパンフレットを渡すとよいでしょう。
セミナーなどの案内には、A4サイズのチラシが活躍します。内容や開催日時・場所、登壇者のプロフィールなどを端的に紹介するのにぴったりです。
セミナーなどで使用する資料や、事業を紹介するパンフレットなども、Webだけではなく紙媒体で手元で確認しながら説明するなどすると、相談者・依頼者がより安心感を得ることができるでしょう。
もしPCとプリンタがある、ハガキソフトがあるといった場合は、ご自分で制作することも可能ですが、もっと手軽に印刷まで行いたい場合は、「ラクスル」といった便利なネットサービスがあります。
以下の記事にて詳しく紹介していますので、ぜひご覧ください。
ホームページの内容を充実させ、事務所やあなた自身を身近に感じてもらおう
これまでの実績・解決事例をホームページにある「お知らせ」機能などに掲載することは、「ホームページで、伝えたい内容をしっかり表現しよう」の部分でもご紹介しました。
その他にもセミナーを開催したあとのご挨拶や次回の予定、またご自身(やスタッフ)がセミナーに行って学びを得たなどといったことを掲載するのもおすすめです。
ブログなどの記事の書き方は、SEOを意識したコンテンツを提供すると、より検索にも反映されやすくなります。
ご自身が負担にならない頻度で有益な情報を提供することも、相談者・依頼者の方、そしてそのご家族やご友人との信頼関係構築の一端を担っているということも、ぜひ頭に入れておくと良いでしょう。
業務をもっと効率的に。顧客管理・セミナー予約などに活躍する便利なツールを紹介
依頼者の方は、不安な思いを抱えて相談してきていることがほとんどです。情報の取扱いにはとくに気を使わねばなりません。
そこで活躍するのが、顧客管理ツール(CRM)です。依頼者・相談者の個別の情報をしっかり管理することで、お問い合わせ時の適切な対応やセミナーなどの予約管理、また継続的にご相談されている場合は対応もれを防ぐことにも繋がります。
以下に、士業向けのCRMツールを紹介します。
また経理・会計、労務、マニュアル作成など、どんな業種でも使えるオペレーションサービスは、以下の記事でもご紹介しています。
上記以外のサービスやツールも見てみたいという方は、ぜひ参考にされてください。
まとめ:ツールには、相談者・依頼者との橋渡しの役割がある
様々なツールを紹介しましたが、相談者や依頼者の方に信頼していただくことがもっとも大切なことであり、いずれのツールもそのサポートの立場にあると考えて良いでしょう。
ぜひあなたの事務所やあなたにぴったりのツールや方法を見つけてみてください。
手軽にホームページを作る方法は?低価格&高クオリティなホームページなら
一般的にホームページ制作には多額の費用がかかると言われますが、sumabiでのホームページ制作では20万円からという低価格、かつ最短2週間という短期間での制作が可能。
上記のような相談者・依頼者の方が知りたい情報をしっかりと、わかりやすく掲載し、情報発信していくことができます。
もちろんプロのデザイナーによるデザイン、多くの便利な機能、独自ドメインやサーバーの面倒な設定なども含まれています。
低価格で高品質なホームページ制作ができるsumabiを、ぜひ事務所運営の柱に据えてみてはいかがでしょうか。