ホームページは患者様とのコミュニケーションツール。検査の大切さ、病気を考えるきっかけを発信し続けたい
INTERVIEW 2020.02.10 Mon.
西鉄薬院駅近くにある賴岡クリニック様。
「人通りの多い場所にあるクリニック。その中でも内視鏡検査の重要性をどのように認知させていくか」。クリニックや患者様への思い、ホームページ運用時に心がけていることなどをお伺いしました。
医院・内視鏡検査をどうやって周知させる?時流を考えた先にホームページがあった
―まずはホームページを作りたいと考えられたきっかけをお聞かせください。
当院を開院するにあたって、クリニックの広告をどうするか、と考えたんです。
バス・福岡市地下鉄・西鉄電車と様々な交通手段があり、多くの人が利用する薬院駅のほぼ隣という好立地に、当院はあります。しかし、ビルの4階であるがゆえに、目に留まりにくいという難しさも感じていました。
広告ツールとして、のぼり、壁面の看板なども考えましたが、いずれもやはり行き交う人の目を奪うには至らないのではないかと考えました。
また、なにかを調べる時にスマホで検索をするということは、もうみんな息をするように自然にやっていますよね。若い方へのアプローチまで視野に入れると、やはりホームーページを使用したアピールへ行き着くのは当然ではないかと思います。
―薬院は、福岡市の中心部である天神まで一駅、JRの起点である博多までバスで10分ほどですものね。やはりこの薬院に根ざしたクリニックにしたいと考えられたんでしょうか。
もちろんです。ここに通う方々に、いかに内視鏡検査を周知していくかという点についてかなり思案しました。
昨今、内視鏡検査は胃カメラ、大腸カメラいずれも、苦痛を伴わない楽な検査が増えており、当院ももちろん大学病院レベルの設備環境が整っています。しかし、なかなかこれが認知されにくい。
認知されないということは、皆さんの病気を見つける機会がみすみす失われてしまうということになるんです。
―もっと気軽に――といいますか、恐れずに内視鏡検査を受けてほしいという思いがあったんですね。
そうです。私の実績や経歴、資格などはもちろんのこと、ホームページを通じて、診察にあたっての様々な苦痛を和らげるべきだと考えたんです。
当院は「病院は敷居が高い」「内視鏡は怖い」「誰かと顔を合わせるのが気まずい」というイメージを払拭したクリニックになっていますが、これをいかに伝えるかということを考えました。
―こちらのクリニックでは、清潔で広い空間だけではなく、個室の設置や季節に合わせた音楽など、来院される方への配慮が行き届いた設備になっていますね。
こういった内容を表現し、患者様に伝えるためにもホームページは最適なツールだと考えましたし、同時にそれをうまく表現できる制作会社、もしくはサービスでないといけないとも感じていました。
クリニックのカラーを活かしたデザイン。「お知らせ」の位置も考慮された構成に感銘を受けた
―クリニックの強みを表現する。そこでなぜsumabiを選ばれたのでしょう?
まずはいくつもホームページの制作会社を探しました。しかし、なかなかデザインや金額などベストマッチするものがなく…。
そんな時に、ちょうど知り合いのクリニックの先生がホームページを作られたと耳にしたものですから、お話を伺ったんです。そこで紹介されたのが、sumabiでした。
制作実績などを拝見したところ、デザイン性も高く、ページの導線や情報も見やすく配置され、非常に垢抜けた印象でした。また金額もかなりリーズナブルで、総合的に判断してもかなり魅力的だったんです。
―では、実際に制作をしていった中での感想をお聞かせください。
まず驚いたのはデザインでした。企業や医院には独自のカラー(コーポレートカラー)がありますよね。当院であれば、メインはブルーです。
名刺やロゴなどにも使用していますが、このブルーが絶妙なバランスで使用されていました。ブルーだけではなく、グリーン、そしてブラウンもそうです。
さらにトップページにあるキャッチコピーとその配置、背景写真のやわらかなニュアンス、ちょっとしたアイコンなどにも驚きました。
色や雰囲気などについて、詳しく「こうしてほしい」とはお伝えしていなかったはずなのですが、私がイメージしていたもの以上のデサインを作っていただきました。初めてホームページを確認した時、とても感激したのを今でも覚えています。
トップページで言いますと、お知らせ部分がメインのビジュアルのすぐ下に配置されているのもいいですね。お知らせの更新はクリニックの印象を決定づける重要な要素だと考えていますので、ここにあると患者様の目に留まりやすくなります。
―貴院のお知らせは、休診日などのお知らせはもちろん、とても読み応えのある記事になっていますよね。
―このように、キャッチーながら、患者様のちょっとした疑問や不安に解決策を提案できるような内容が目を引きます。
病院やクリニックのホームページで、お知らせが古いままになっているものを見かけるたびに、これでは患者様に信頼していただけないのではと感じていました。
休診日や学会などはもちろんのこと、もっと内視鏡検査の必要性を感じ、お一人お一人がご自身に関係のあることなのだと感じていただけるよう、啓発も兼ねた記事を書き続けたいと考えていたんです。
その点から見ても、sumabiには標準的にお知らせ機能がついていて、自分で気軽に更新できるというのは魅力でした。
内容を考えるのはなかなか難しいのですが、二十四節気などに合わせて様々な問いかけができるのでは? と日々考えるのは、非常に意味のある作業だと感じます。
ホームページを見ての来院は8割超。患者様の不安を取り除くためにホームページ・院内の双方から、さらに改善を重ねていきたい
―実際に、ホームページをきっかけに診察にいらした方は多いのでしょうか?
アンケートを取っているのですが、患者様の実に8割以上の方がホームページが来院のきっかけだと回答されています。
県内だけではなく、佐賀や長崎、さらには東京からいらっしゃる方も多いです。この結果を見ても、立地・設備・技術、すべてをしっかりホームページで訴求できているのだと実感できますね。
―立地もちろん、先ほどおっしゃったような記事や、ホームページの内容にも魅力があるからだと思うのですが、内容を考えるにあたって気をつけたことなどはありますか?
文章を書く際に、無機質な文章にならないことですね。クリニックですから、専門用語はどうしても必要です。だからといってあまりに砕けすぎると、「この医院は信用できるのか?」と思われてしまいます。
その文章のやわらかさの塩梅は難しく、御社の担当者様にもアドバイスいただきました。文章のほか、動きやデザイン面での質問・提案事項へのレスポンスも早く、私たちの意見も尊重していただける。信頼できるなと感じました。
―ホームページを、お客様に対する窓口であると強く認識されているように見受けられます。
まさにそうです。クリニックは技術があることが大前提ですが、最近では清潔感や来院中の心地よさなどといったホスピタリティに関わる部分に、どのクリニックも力を入れるようになりました。
その中にあって、どうやって当院を選んでいただけるかという判断材料のひとつに、お知らせの内容もあると考えます。
賴岡クリニック院長 賴岡誠様
当院は、かならずしも自覚症状のある方がいらっしゃるわけではありません。検査を受ける方は症状のない方がほとんどで、そういった方に対してどのような対応ができるかが、医院としてのホスピタリティを問われる部分ではないかと考えています。
患者様が不安を覚えないようお声がけをする、医院の設備に気を配るといったささいなことを積み重ねて、患者様になにかしらの感動を与えることができたら、きっとまた来院いただけると思うんです。
それはホームページでも同様ですね。そういった積み重ねが、いずれ病気の早期発見にも貢献できると信じています。
みなさんが安心して、気軽に、ちょっとお茶でもするように診察・検診に来ていただく――そんなクリニックであり続けられるように、様々な面で改善を積み重ねていきたいですね。
―ありがとうございました!
賴岡クリニック:https://yorioka-clinic.com