情報を精査し、旬の情報を伝える。ホームページに向き合うことで納得できる内容になり、あたらしい仕事へつながった
INTERVIEW 2020.01.18 Sat.
福岡を中心に、自治体、企業、医療・介護福祉施設における人材育成を行うル レーブ。代表の白梅様に、ホームページリニューアル時の課題や、リニューアルを経て感じた変化などについてお話を伺いました。
自分が何をしている人物なのか、どんな事業をしているのか。閲覧者が端的に理解できるホームページが作りたい
―まずはホームページをリニューアルしようと思ったきっかけをお聞かせください。
以前のホームページが古くなってきたことがきっかけです。以前のものは作ってからもう5年ほどは経過していまして、デザイン的にもスマホに非対応など、使い勝手の面でも良いとは言えなくなってきていました。
また、リニューアルを機にホームページに掲載する情報を整理したいとも考えたんです。たとえると…そうですね、冷蔵庫がホームページだとしたら、ちょっと賞味期限が切れたものも入ったままになっているという感じでしょうか。
中を整理して、フレッシュな情報を閲覧者の皆様に届けられるようにしたいと思ったんです。
―現在のホームページの内容でもかなり情報の密度が濃いと感じます。どういった視点で情報整理を行いたいと考えられたのでしょうか?
以前は、今のホームページよりも本当に情報が多かったんです。たとえば、現在ならば「実績」のページにある公演・セミナーの部分は企業様のお名前のみを載せていますが、以前はもっと詳しく、日時や内容まで掲載していました。
しかしそうなると、実績が多い分、すごい分量になってしまって…ありがたいことではあるのですが。
―なるほど。もっとシンプルにする必要があると感じられたんですね。
ええ。もっと端的に、「ル レーブの白梅とは何をしている人物なのか」を伝えたいということなんです。最近では個人事業主の方が個人的にホームページをもつことも増えてきていますが、同様にその事業をやっている人物の顔、やっている内容が見える必要があると感じたんです。
ただ実績を羅列するのではなく、現在やっていることにフォーカスして、閲覧する方にわかりやすく情報を届けたいと考えました。
ホームページ用の原稿を書くことで、何のためにリニューアルを行うのかが改めて明確になった
―では次に、sumabiを選んだ理由をお聞かせください。
御社の実績などを拝見し、率直に素敵なデザインだと感じたからです。sumabiではない、通常のホームページ制作での内容なども提案していただいたのですが、事前にKBF会議(顧客のニーズを深掘りし、自社の強みを再発見するための会議)などを行うような内容を今回のホームページには掲載する必要はないと考えていましたし、そういうアドバイスを御社からもいただきました。
そういった様々な要因、ページ数・構成、さらには費用の面から鑑みて、sumabiが今回のリニューアルにふさわしいと判断しました。
―sumabiでは、基本的に皆様ご自身での原稿執筆をお願いしています。こちらは苦労されませんでしたか?
正直、難しい部分もありました。ただ、私の中では書くことも仕事のひとつ。であれば、自分で書いてみたほうがより伝えたいことが伝わるのでは? と考えました。
―白梅様は本も出版されていますから、書くことは得意でいらっしゃいますよね。
書くということは、自分の中にあるものと向き合うことだと考えています。文字にすることで自分なりに整理ができるんですよね。一言一句、これでいいのかと原稿と向き合っていると、自分自身をカウンセリングしているような感覚をも覚えるんです。
あらためて「何のためにリニューアルをやっているのか」という点について深く考えることができた――私にとって今回の原稿作成はそのような時間だったと思います。
情報を正確・端的に表現することで、あたらしい仕事が生まれるきっかけを掴んだ
―制作でのやり取りなどで印象的だったことはありますか?
リマインドが適切だと感じました。文章を自分で作成すると、スケジュール管理も自分自身で行う部分もあります。そういった時に「いつまでに原稿をお送りください」と連絡が来ると、「ああ、これを優先的にやらないと」と気づくことができるんです。
―リマインドが来るのが苦手な方もいらっしゃるとは思うのですが、そのあたりはどう感じられましたか?
たしかにリマインドする方は、気遣いが必要かもしれませんが、結局のところ締め切りがないと制作はいつまでたっても終わらないんですよね。
お互い仕事として制作する以上、守るべき一線はかならずあると感じていますので、個人的にはリマインドを送っていただくのはとても助かりました。
また、ホームページに使用する画像を自分で選んだのですが、これもとても勉強になったと感じています。本来ならばデザイナーさんにおまかせする作業ではありますが、私なりに選ぶ基準がありました。それならばいっそ自分で選んでみては、と提案をいただきました。
―しかし、写真を選ぶとなるとかなり膨大な量の中から…ということになりませんでしたか?
はい、それはもう、本当に。「この中から選んでください」と言われて写真のフォルダを見たときは、あまりの多さにめまいがしたくらいでした。制作に関わる方たちはこんな作業を毎度やっているのかと…。
自分で写真を選んだものですと、たとえば、「医療・介護・福祉向け研修」のページにある「患者(利用者)接遇研修」の写真ですが、目的と合ったものを選んでいます。
医療用の写真だとよく、ベッドに寝ている患者さんを看護師さんが立って見ている写真が多いのですが、膨大な写真の中から看護師さんと患者さんが寄り添っている写真を選びました。
―ホームページのものは、看護師さんと患者さんの目線がほとんど同じなんですね。
はい、このように、言葉と写真のもつ意味をかならず一致させるようにしています。ここまで自分でやってしまう人は少ないとは思いますが、自由に選ばせてもらったおかげで、細部まで納得できるホームページができたとも思っているんです。
―では、評判もかなり良いのではないでしょうか?
もちろんです。「オシャレだね」とか「素敵だね」という感想もたくさんいただきました。中でも驚いたのが、数年前にお仕事をご一緒した方から久しぶりに連絡があったことです。
ホームページのお問い合わせを通じてだったんですが、きっと私の名前を検索してくださったんだと思います。こういった思いがけない再会があり、そこからまたお仕事の依頼をいただけるのも、ホームページならではだと思いました。
―リニューアル時の目的であった「白梅とは何をしている人物なのかを伝えたい」という部分が達成されていますね。
本当にそうですね。私がどんな人物であり、どんな事業をしている、それをシンプルに表現したからこそ、検索からまたあたらしいお仕事につながる。インターネットならではの出来事ではないかと思います。
今後はブログやFacebookなどにも力を入れていくつもりです。旬の情報をこれからもわかりやすく皆様に向けて発信していきたいですね。
―ありがとうございました!
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