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AIDMAで考える採用プロセスと企業ホームページの役割

COLUMN 2018.06.01 Fri.

AIDMAで考える採用プロセス

労働力減少によって、採用活動が以前に比べて難しくなってきたという企業も多いのではないでしょうか。
従業員50人未満の企業で十分に人材の確保ができていると答えた企業は、わずか32%にとどまっているという調査結果も出ています。

このページでは、採用活動をマーケティングとしてとらえ、採用フローを「AIDMA」の流れに沿って求職者目線で考えてみます。
また、それぞれのフローで「企業ホームページ」が重要な役割を果たすであろうポイントについて、解説しています。

AIDMAとは

AIDMA(アイドマ)とは1920年代にアメリカ合衆国の販売・広告の実務書の著作者であったサミュエル・ローランド・ホールが著作中で示した広告宣伝に対する消費者の心理のプロセスを示した略語である。日本語圏において「AIDMAの法則」として、2004年に広告代理店の電通等により提唱されたAISASとの比較により知られる

Wikipediaより https://ja.wikipedia.org/wiki/AIDMA

簡単に言うと、消費者が商品を知り、興味を持ち、比較検討をへて、購入にいたるプロセスを示したものです。
A:Attention(注意)
I:Interest(興味、関心)
D:Desire(欲求)
M:Memory(記憶)
A:Action(行動)

求職者から見た採用プロセスを、上記の流れに当てはめて考えてみます。

A:Attention(注意)

採用プロセスでは、企業を「認知する」という段階です。
このプロセスでは、企業の採用における広報活動によって、求職者が企業のことを知ります。

認知する機会としては
・学校の求人票
・ハローワーク
・求人媒体(インターネット/紙媒体)
・企業合同説明会
・企業ホームページ
などがあります。

「認知」段階での企業ホームページの役割

【レベル1:★☆☆】

上記の機会に「企業ホームページ」が含まれていますが、影響力としては低いでしょう。
なぜなら、自社のことを知らない求職者が、いきなり自社のホームページに訪れて、自社のことを知ってくれるというケースは稀で、ハローワークや求人媒体で自社のことを知った人が、「企業名」で検索して自社のホームページに訪れるという流れが一般的だからです。
(この流れで企業ホームページにやってくるケースは、次の「興味」のプロセスになります。)

認知の段階で企業ホームページが役に立つ場合とは、例えば
「福岡市 Webデザイナー 求人」
などの「特定エリア名+職業+求人」といったキーワードで検索をして、検索結果に自社のホームページが掲載されている場合などです。
その場合は、全く自社のことを知らなかった求職者が、いきなり自社のホームページに訪れて、自社のことを「認知」してくれますので、企業ホームページが認知に役割を果たしていると言えます。

採用プロセスで企業ホームページを活用する

I:Interest(興味、関心)

次に「興味」プロセスです。
このプロセスでは、採用活動を行っている企業を認知する(知る)だけでなく、その企業にたいして興味を持つ段階です。

興味を持つ機会としては
・企業ホームページ
・採用パンフレット/会社案内資料
・インターネットでのクチコミ
などがあります。

「興味」段階での企業ホームページの役割

【レベル3:★★★】

求職者が興味を持つプロセスでは、企業ホームページの役割は非常に大きいと言えます。
採用のために企業ホームページを活用している企業は、ほとんどが求職者に、自社の採用についての「興味」を高めてもらうことを目的としているのではないでしょうか。

「認知」プロセスで企業を知った求職者は、ある調査によると88.7%が企業ホームページで詳しい情報収集を行っていると結果がでています。
また、高卒・大卒などの新卒者、20代の中途採用者については、ほぼスマートフォンで企業ホームページを見ています

企業ホームページがないというのは言うまでもなく、ホームページを持っていたとしても、
「なんか、ダサくて古いイメージだな…。応募するのやめとこう。」
「スマホ対応してないのか…。あまり新しい取り組みはしない会社なのかな?もっと別の会社を探してみよう。」
といった印象を持たれてしまっては、せっかく企業ホームページにまで見に来てくれた求職者を逃してしまいます。

逆に
「ここで働いている人たちは、みんな楽しそうでキラキラしているなぁ。自分もここで働いてみたい!」
「教育や研修が充実していて、キャリアを磨いていけそうだ!一度企業説明会で詳しい話を聞いてみよう。」
といった気持ちになれば、「興味を高める」というこのプロセスは成功です。

D:Desire(欲求)

マーケティングでは「Desire(欲求)」となっていますが、採用プロセスでは、企業に「接触」するプロセスとして考えてみます。
このプロセスでは、興味のある企業に対して、求職者がさらに詳しい情報を得たり、実際に体感してみる段階です。

接触の機会としては
・企業説明会
・インターン
・面接
などがあります。

「接触」段階での企業ホームページの役割

【レベル2:★★☆】

このプロセスでは、企業ホームページから受けるイメージというより、掲載されている情報や内容自体が重要になります。
例えば、企業説明会では、スマホで企業ホームページ開いて、そこに書いてある内容を確認しながら企業の説明を聞くといった使われ方をします。
また、面接では、面接前の準備として、企業理念や代表者挨拶などのページを読み込んで、志望動機や企業に質問したいことなどを考えます。

M:Memory(記憶)

「Memory(記憶)」は、採用プロセスでは、面接後に「内定」をもらったプロセスとして考えてみます。

売り手市場の現在、求職者は複数の企業から内定をもらうことが増えてきています。
求職者が、どの企業に入社するか、逆に言えばどの企業の内定を辞退するかを、検討する段階があるということも、しっかりと考えておく必要があります。

内定後のプロセスでは
・内定者研修/懇親会
・両親、家族などとの相談
といったことが行われます。

「内定」段階での企業ホームページの役割

【レベル3:★★★】

内定段階でも、企業ホームページは非常に大きな役割を果たします。
特に、内定した企業について両親や家族に話す時、聞く側の家族も高い確率でその企業のホームページを検索して、内容を熟読します。

ここで家族に悪い印象を持たれてしまうと、内定辞退の要因の1つになりかねません。
また、企業ホームページの質が悪かったり、そもそも会社名で調べても企業ホームページが出てこない場合、不安を感じた家族が率先して内定辞退を求職者に勧めるかもしれません。

A:Action(行動)

採用プロセスでは、無事に「入社」した段階です。

「入社」段階での企業ホームページの役割

【レベル1:★☆☆】

入社後の研修時に、企業情報を復習したり、入社後、友達同士で入社した会社について話をする際に企業ホームページを見るといった機会があるため、影響度はゼロではありませんが、この段階までくれば、企業ホームページの影響度は低くなります。

採用における企業ホームページの役割は大きい

企業ホームページの採用における影響力を甘く見るべきではない

ここまで見てきたように、採用プロセスでは、企業ホームページが求職者の目に触れる機会が多々あります。
特に
・「興味」段階での企業ホームページの役割【レベル3:★★★】
・「内定」段階での企業ホームページの役割【レベル3:★★★】
と、「興味」「内定」プロセスでの影響度はかなり高いと言えるでしょう。

この2つのプロセスに共通するポイントがありますが、何かわかるでしょうか?

それは、「他の企業と比較されるプロセス」であるということです。
採用プロセス全体を通して、他社と比較されてはいます。
しかし、特にこの「興味」「内定」プロセスの2つは、求職者にとって複数の会社の中から、自分が入社すべき企業の比較検討を意識的に行うプロセスです。

他社と比較された時に、例えばインターネットの採用サイトなど、同じフォーマットで表現されるページでは、給与や待遇面など企業としてアピールできるポイントが限られています。
企業ホームページに力を入れることで、「他社ではなく、なぜあえて当社に入るべきか」を求職者に、より力強く伝えることができます。

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Daria Shevtsova

Olu Eletu

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